管理者ごあいさつ
越前町国民健康保険織田病院は、丹生郡内で唯一の急性期病院として、休むことなく救急患者さんの受け入れや手術などの急性期医療を提供しています。これを支えるレントゲン、CT、MRI、臨床検査体制も整っており、医療技術スタッフの協力のもと、迅速な検査をいつでも実施できる、非常に恵まれた医療環境を備えています。
また、地域包括ケア病床を活用し、亜急性期治療も行うことで、急性期から亜急性期まで一貫した医療を提供しています。これにより、少しでも多くの方が、住み慣れたご自宅での生活を維持できるよう努めています。
急性期・亜急性期の治療を支えるリハビリテーション部門には、理学療法士14名、作業療法士3名、言語聴覚士4名(令和7年7月現在)が在籍しており、充実した体制を整えています。
さらに、敷地内にはサービス付き高齢者向け住宅や小規模多機能型居宅介護施設が併設されており、近隣の特別養護老人ホームとも連携を図ることで、理想的な地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいます。
地域の子育て支援の一環としては、児童デイサービスを併設し、地域の未来を少しでも明るく照らしたいと考えています。
当院の特色として、コロナ禍の5年間、整形外科領域において内視鏡手術の研鑽を積み重ねてまいりました。関西医科大学の山門浩太郎教授のご支援を賜り、現在では、膝や肩の内視鏡手術、膝周囲骨切り術、リバース型人工肩関節置換術において、県内トップクラスの実績を有しています。これらの治療のために、町外からも多くの患者さんにご来院いただいています。
また、長期臥床による廃用が課題となる圧迫骨折に対しては、福井大学整形外科の中嶋准教授のご支援を受け、積極的に椎体形成術(BKP)を実施し、早期の離床と退院を実現しています。
病床数は55床と限られていますが、提供する医療の質には大きな自信を持っております。肩や膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
管理者 津向伸哉