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コラム

医療関係者の方へ

病院長ごあいさつ

病院長ごあいさつ

病院長の画像

 皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

 このたび 202041日付けで公益社団法人地域医療振興協会 越前町国民健康保険織田病院 病院長を拝命いたしました。ここに謹んでご挨拶を申し上げます。

 織田病院の歴史は、昭和27年、国民健康保険直診病院として国民健康保険織田病院から始まりました。幾たびの変遷を経て、平成24年に指定管理者制度への移行により指定管理者が地域医療振興協会となり、越前町唯一の公的な急性期病院という役割を果たすべく、従来の急性期・亜急性期医療に加えて、在宅医療と介護を推進し、織田病院をさらに発展させてきました。特に、高齢化が進む越前町地域における整形外科疾患に対する医療ニーズに対応し健康寿命の延長に貢献してきました。

 一方、慢性的な内科医不足により、これまで提供できる内科的医療が限られ、安心して任せられる体制を十分に整えることができていませんでした。高齢化および過疎化が進んでいく越前町にとってこれからますます内科診療に対する期待が高まってきます。このような状況を解決すべく福井大学医学部とより密な連携を模索し、今回の病院長就任の運びとなりました。

 当院病院の理念は、公平公正な地域医療を実践し、全ての地域住民の、心身共に健康な生活と、地域の発展を支援することです。人間の生活の基本は衣・食・住となっています。しかし、文明化した現在社会において、人間は社会的動物であり、その基本は医・職・住ではないかと言われています。医は医療、職は仕事を指します。この2つがないと地域は健全に発展することはできません。

 当院は2019926日厚生労働省から再編統廃合について特に議論が必要とされる公立、公的病院の424病院の1つとして公表されました。もちろん、越前町は地域住民の医療体制および健康を守るため存続の方針を示しています。時を同じくして、20203WHOにより新型コロナウイルスによるパンデミックが宣言され、世界は戦後最大の危機に陥っています。このような状況にあって生命を守る医療は改めて見直され、地域医療のあり方も変わるのではないかと思います。

 地域住民にとって安心して任せられる病院になるために、そして越前町というコミュニティーを支えていくために日々努めていきたいと考えております。

 これからは患者さんを診るだけではなく、病院をマネジメントしていく立場になりました。マネジメントの分野で知られるPeter F. Druckerの言葉によるとマネージメントする人にできなければならないことは、そのほとんどは教わらなくても学ぶことができるとされています。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することができない資質、初めから身につけておかなければならない資質が一つあるそうです。それは真摯さだそうです。どんなに知識があっても、どんなに才能があっても、どんなに仕事ができても、真摯さがなければ組織は腐敗するとあります。

 与えられた職責を全うできる資質があるのかわかりませんが、これまでの経験を生かし、さらなる病院の発展のために微力ではありますが努力していく所存です。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒よろしくお願い申し上げます。

 

病院長 根本朋幸(202041(2026223日修正))